施設ってどうやって入るの?」
「お金がないと無理なんじゃないの?」
在宅で介護をしていると、ふとこんな不安がよぎることはありませんか。
私は、父の6年間の介護を経験し、さらに在宅と施設のケアマネとして多くのご家族を見てきました。
その中で、はっきり言える“現実”があります。
結論|まず知ってほしい3つのこと
🌿申し込みは「今」です
🌿お金がなくても入れる方法があります
🌿生活保護の方も入所しています
🌿なぜ「今」申し込むべきなのか?
施設は、申し込んですぐに入れるわけではありません。
むしろ
👉 数ヶ月〜1年以上待つことも珍しくありません
そして大事なこと。
👉 申し込んでも断ることはできます
つまり
「まだ早いかな」と思っている“今”がベストなタイミングです。
申し込まなければ、何も始まりません。
🌿お金がなくても入れるの?
結論から言うと、入れます。
「負担限度額認定証」という制度があります。
👉 食費や居住費が軽減される仕組みです
例えば
👉 年金が月5万円程度でも入所できるケースがあります
さらに
👉 生活保護の方も実際に入所しています
「お金がないから無理」と思い込んでしまうのが、一番もったいないです。
🌿施設入所になる人のパターン(現場の実感)
施設ケアマネとして約8年働く中で、入所される方は大きく2つに分かれます。
① 入院をきっかけに在宅生活が難しくなる
② 認知症の進行や介護者の限界で生活が厳しくなる
つまり——
👉 限界が来てから動く人が多い
でも本当は、その前に動く方が
ご本人にとっても、ご家族にとっても楽です。
🌿どこに申し込めばいいの?
■ 老人保健施設(老健)←まずはここです!
👉 最初の一歩として一番おすすめ
・要介護1以上で申し込み可能
・全国どこでも申し込める
・ずっと住む場所ではなく“次に繋ぐ施設”
■ グループホーム(金銭的に余裕があれば)
👉 認知症があり、身体が元気な方向け
・地域限定(住んでいる自治体)
・費用は月15〜20万円程度
■ 特別養護老人ホーム(すぐには入れない。主に老健の次の施設)
👉 要介護3以上の方
・地域限定(住んでいる自治体)
・費用は収入に応じて
・申込後入所までに時間がかかる
★上記の施設の中で一番入所しやすいのが老人保健施設(老健)です。
今回は老健の入所に絞って解説します。
🌿老健の申し込み方法(ここが大事)
① 市役所で申込書をもらう or ダウンロード
② 施設名以外を先に記入
③ コピーを複数用意
④ コピーに施設名を書いて複数施設へ送付または持参
⑤送付1〜2週間後に施設へ電話(面談希望を伝える)
👉 ポイント
気になる施設は3ヶ所以上選ぶこと
🌿面談で見られているのは「家族」です
ここ、かなり大事です。
施設は
👉 利用者だけでなく家族も見ています
チェックされるのは👇
・キーパーソン(主な連絡役)の対応力
・緊急時に動けるか
・家族関係がスムーズか
でも安心してください。
👉 完璧である必要はありません
👉 誠実に対応することが一番大切です
🌿面談前に準備しておくこと
・生活状況(食事・排泄・睡眠など)
・服薬内容
・年金や貯蓄の目安
・これまでの経過
一人暮らしの場合は
👉 一度泊まって様子を見るのもおすすめです
「ちゃんと関わっている家族」と伝わります。
🌿知っておいてほしい現実
■ 老健のリハビリ
👉 大きく回復する場所ではありません
特に高齢者は
👉 「現状維持できれば上出来」
この視点はとても大切です。
■ 緊急時の対応
多くの場合
👉 延命処置を行わず自然な経過を選ぶ方が増えています
(心臓マッサージや人工呼吸など)
これはご家族で事前に話し合っておくと安心です。
🌿面談後にやるべきこと
・施設見学をする
・職員の雰囲気を見る
・利用者の様子を観察する
👉 2週間連絡がなければこちらから連絡
「入りたい」という気持ちは伝えて大丈夫です。
🌿最後に|迷っているご家族へ
施設入所は「終わり」ではありません。
むしろ新しい生活のスタートです。
そして——
👉 入ってから合わなければ、移ることもできます
だからこそ
👉 限界が来る前に動くこと
認知症が進んでからではなく
落ち着いているうちに環境に慣れる方が、ご本人も楽です。そして施設も受け入れやすいです。
🌿明日やること(ここから一歩)
① 市役所で申込書をもらう
② ケアマネに相談する
③ 気になる施設を3つ探す
迷っている時間が一番つらいものです。
大丈夫です。
一歩動けば、必ず道は開けます。
まずは「申し込み」から始めてみてください。
思っていたより早く入所ができる事も良くあります☘️
次回は
👉「入所してから困る家族」について、現場のリアルをお話しします🌿
