🌿歩けるのに要介護4?ある利用者さんの話

ケアマネ歴15年の中で、忘れられない事例があります。
86歳のSさんは一人暮らしの女性。認知症はあるものの買い物も洗濯もこなし、自分の足でスタスタ歩いていました。それなのに最終的に要介護4の認定を受けることになりました。
なぜそんなことが起きたのか。その経緯をお話しします。
🌿介護度ってそもそもどうやって決まるの?
要介護認定は、次の3つをもとに決まります。
- 認定調査員による訪問調査(本人の状態を直接確認)
- 主治医の意見書
- 介護認定審査会での審査
結果は以下の8段階に分かれます。
非該当 → 要支援1・2 → 要介護1・2・3・4・5
数字が大きいほど、介護が必要な状態とされています。

「車椅子の人 = 介護度が重い」とは限りません。スタスタ歩いていても要介護3・4になる場合があるんです。これが「不公平」と感じる原因のひとつです。
🌿Sさんに要介護4が出た理由
・人工肛門(ストマ)のトラブルが続いた
Sさんは大腸がんの手術後、人工肛門(ストマ)を使用していました。最初は週1回の訪問看護とヘルパーのサポートで安定していたのですが、ある時期からストマが頻繁に外れるようになりました。
そのたびに緊急の訪問看護が入り、要介護2の限度額をオーバーしてしまう状態に。そこで区分変更申請を行いました。
・まさかの真相

実は、Sさん自身がストマを自分で剥がしていたのです。
一人暮らしで寂しくなったSさんが、看護師さんに来てもらうために自らストマを外して電話をかけていました。でも本人には嘘をついているという認識は全くなく、「また自然に剥がれた」と本気で思い込んでいました。認知症が進んでいたためです。
・区分変更の結果
この状況を認定調査員・主治医・介護保険課に繰り返し丁寧に説明した結果、要介護4の認定が下りました。
限度額の問題は解消され、その後は近くの老人保健施設へ入所。Sさんは安心して生活できる場所を得ることができました。


🌿不公平感の正体

「〇〇さんは要介護3なのに、なんでうちの親は要介護2なの?」という声、よく聞きます。
正直に言います。審査会のメンバーや自治体によって、評価に違いが出ることがあります。
本来は公平であるべきですが、人間が判断している以上、完全に均一にはなりません。また、調査時点で入院中だと重く出る傾向があり、退院後に回復していても調査時の状態で介護度が決まります。

🌿介護度が上がれば何でもできるわけではない
ここも誤解が多いポイントです。
❌「要介護5なんだからヘルパーをもっと入れられるはず」
✅ 実際は「必要なサービス」しかケアプランに組み込めません
また、介護度が上がるとデイサービスやショートステイの利用料も上がります。介護度が高ければよいというわけではないのです。
🌿困ったときの対処法|区分変更という手段

区分変更は「介護度を上げる」だけではありません!利用料を下げたいときも申請できます。
区分変更のポイント:
- 担当ケアマネに相談して申請してもらう
- ご家族が直接市役所に申請することも可能
- 介護度を下げたいとき(利用料の減額)も対象

「動いてくれないケアマネは交代してもらいましょう(笑)」これ、結構大事です。ケアマネとの相談に違和感があるときは、遠慮せずに変更してください。

🌿介護保険でカバーできない部分は自費サービスを
介護保険には細かい制約があります。保険外の部分は自費サービスを上手に使うのも一つの方法です。
★介護の自費サービス「イチロウ」

★家事全般の自費サービスは
🌿まとめ
- 必要なサービスが限度額内で受けられないなら区分変更を検討する
- 利用料を下げたいときも区分変更の対象になる
- 区分変更はケアマネに依頼、または家族が直接申請も可能
- 介護度は審査会・自治体によって評価に違いが出ることがある
- 介護度が上がっても必要なサービスしか受けられない
- 介護度が上がるとデイ・ショートの利用料も上がる
【在宅生活を続けるために】
- 困りごとはまずケアマネに相談する
- ケアマネに違和感があれば遠慮せず交代してもらう
- 介護保険外は自治体の独自サービス(社協など)や自費サービスを活用する
- 自治体の支援、減免・減税申請はもれなく手続きを
〜在宅介護が介護者の時間も守りながら、不安なく続けられることを願っています〜
🌸ここまで読んでくださってありがとうございます。
感じたことやご経験があれば、一番下のコメント欄から一言いただけたら嬉しいです🌸
※本記事の一部はAIを活用して作成しています。


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